まず、『1:「少額投資非課税制度」の愛称であるということ』について説明します。
NISAとはあくまで「制度」です。「消費税制度」や、「復興支援制度」などと同じ、国が行う「制度」が、2014年1月から新しく1つ始まるということです。
しかし、「少額投資非課税制度」では長くて覚えにくい上に親しみにくいという理由で、「ニーサ」という愛称をつけたわけですね。
次に『2:「新しい金融商品」の名前ではない』ということについて。
1をご理解いただければ「そりゃそうだ」という話なのですが、「NISAというのが、何か新しい株や投資などのスタイルの名前」だと思っていらっしゃる方も多いようなのです。
これも、あくまで「制度の愛称」だということを念頭に置いていただければ、誤解もとけるかと思います。
では何でNISAという愛称になったのかというと、この「少額投資非課税制度」にはモデルとなった制度があるのです。
イギリスで行なわれている「ISA」という制度が、そのモデルとなった制度です。これを元に日本でも始めることになったので、「Nippon(日本)のISA」で「NISA」になったわけですね。
決して「少額投資非課税制度」を英訳して、その頭文字を取ったというわけでもないのです。本当にただの愛称だということがお分かりいただけたでしょうか?
では制度の内容について話を移しましょう!
制度の意味としては、読んで字の如く「少額の投資に関しては非課税とします」という制度です。
投資で得た収益というのも、会社勤めで得る給料と同じように、「所得税」のような税金が引かれてしまいます。
しかし、NISA口座を通じて行った投資の場合に限り、税金を引きませんよという制度なのです。
もちろん上限は年間100万円、最大5年間という制限はあるものの、得た収益・分配金はそっくりそのままもらえるので、今まで投資経験がある人も、これから始める人にもオススメの制度となっています。
NISAを利用するのには費用は不要です。始めるのにお金は一切かからないので、初心者でも始めやすいというのも魅力の一つですね!
では、次のページで、具体的にどのように始めて行けばいいのかお話していきましょう。