損益通算ができない
もっとも忘れてはいけないことが、ニーサが損益通算のできない口座であるということです。通常、投資では損と利益を通して計算し、利益を申請することができます。例えば100万円の購入後、株価が大暴落を起こし20万円まで下がってしまったとします。その後、口座を移してから50万円まで回復したとします。ここでは100万円で買っていますから、30万円ほど値があがっても50万円の損なのです。このような考え方を損益通算と言います。NISAではこの通算ができません。
損した株を一般口座に移す時は気を付けて
非課税で利用できる口座で損の出た株を一般口座に移動させるときは気を付けましょう。損益通算ができないということは、下落した状態の株を移してしまうと、株価が回復したときに、利益と見なされて税金がかけられるということです。先ほどの例で行くと、50万円の損をした状態にもかかわらず、30万円の利益として課税されてしまうのです。