最長で10年間運用できるのがロールオーバー
NISAにはロールオーバー制度というものがあります。これはニーサが終わる2018年に損が出てしまっていたときに非常に役に立つ制度です。ニーサの特徴として、上限が100万円まで、一人1口座までなど、多くの制限はあります。そのなかでも、損益通算ができないというのが、大きな特徴といえます。損益通算とは、60万円で購入したものが、10万円まで値下がり、その後別の口座に移してから50万円に寝あがった場合は。10万円の損となりますが、口座を移すと通算ができないことから、10万円の株が50万円にあがった、40万円の利益になったと考えられてしまうものです。一般口座の場合は課税対象となります。
ロールオーバー制度は申請が必要
2018年にロールオーバー制度の利用を希望する場合、NISAの期間が終了する前に申請書類を提出する必要があります。しかし、ロールオーバーは時価で行われるという特徴があることは忘れないようにしましょう。100万円で買った株が50万円になってしまってロールオーバーをすると、50万円分の購入株として適用されます。