手数料がかかる
投資信託を利用する際に発生する手数料には2種類あります。
信託報酬とは、ファンドマネージャーに払う報酬です。投資家たちから出資を募って預かったお金で、プロならではの知識と経験とその他様々なものを活用して運用するのですから、「プロの技術」に対してお金を払うのは当然のことです。
そしてもう一つの販売手数料というのは、仲介手数料のようなものです。ファンドマネージャーと個人投資家を結びつける証券会社や銀行などの機関に支払う手数料です。
この2つはほぼ必須となっている手数料なので、この金額次第では、分配金の額がかなり下がってしまう可能性もあります。
ファンドマネージャーの技量を見抜けるかがカギ
投資という球場でバッターボックスに立って実際に試合するのはファンドマネージャーです。投資家たちは観客席から声援を送ることしか出来ません。打率は良いけれど、大きなヒットはあまり打てない選手もいれば、打率は低いけれど、打つ時は全部ホームランという選手もいるでしょう。
選手(ファンドマネージャー)の能力、得意不得意、経験を鑑みて、勝負に勝てる可能性を見極められるかは、個人投資家本人の「目」にかかっているのです。
元本割れというリスクを背負う覚悟が必要
投資信託も「投資」であるわけですから、全くのノーリスクというわけでは決してありません。元本割れを起こすリスクだってもちろんあります。元本割れとは読んで字のごとくで、例えば、ファンドマネージャーが運用に失敗して、皆から1000万円集めたけど、今は900万しかないですという事態も有り得ます。
こうなると「あなたは信用出来ない」と、そのファンドマネージャーから別の人に乗り換えることは出来ますが、例え最初に出資した金額が100万円だったとしても、100万円そっくりそのまま戻ってくることはありません。